伝わる文章の技術

ユーモアのある文章書き方【プロが教える7つの技術】センスは不要!豊富な例文解説

「正直に言って、君の文章はロボットが書いたみたいだね。正しいけど、面白みがない」

うっわ、キッツ……。

数年前、ボクがライターとして駆け出しの頃、クライアントから突きつけられた言葉です。

ガツーーーーーン!!!!

まるで頭の上に雷が落ちてきたかのような、強烈な衝撃でした。

自分なりに情報をたくさん調べて、誰が読んでも分かるように、丁寧に書いたつもりの文章。

でも、そこに「人の心」は宿っていなかったのです。(号泣)

あなたも、パソコンの前でこんな風に悩んでいませんか?

「どうして私の文章は、こんなに堅苦しいんだろう…」

「一生懸命書いてるのに、ぜんぜん、誰も読んでくれないんですけど…」

「面白い文章なんて、特別な才能がある人しか書けないんだ…センスなんてマジでいらないって言うけど、ホントかよ…」

でも、安心してください、良いニュースがあります。

ユーモアのある文章は、生まれ持った才能じゃありません。

それ、あなたがつまらないからじゃなくて、やり方を知らないだけなんです。

逆に言えば

「ユーモアの基本の型を理解し、身に付けることで、センス云々関係なく、面白い文章を書けるようになる!」

ってことです。

「ユーモアのある文章」は、自転車の乗り方と同じで、練習すれば誰でも身につけられる「技術(スキル)」なんですよね。

「技術」である以上、誰でも身に付けることが出来ます。

そこで今回は、ブログ専門のWEBライターとして、これまで300件以上の記事を添削し、100人以上の個人事業主さんの売り上げをライティングで50%以上アップさせてきた、ボクがお伝えします。

もし、あなたがかつてのボクと同じように、自分の文章に自信が持てず、ため息をついているなら、この記事はそんなあなたに宛てた、一通のラブレターであり、あなたの文章を劇的に変えるための「大逆転マニュアル」です。

この記事で分かること

✅ 面白い文章の正体(=読者の「だろうな」という予測を裏切る技術)

✅ ユーモアを生み出す最高のバランス(=「普通」9割:「異常」1割の法則)

✅ 才能に頼らず面白いネタを見つけるための具体的な3つのステップ

✅ プロが実践する明日から使える7つの文章テクニック

✅ ユーモアで絶対に失敗しないための3つの鉄則

この記事を読み終える頃には、あなたの文章は驚くほど変わります。

さあ、あなたの言葉で世界を「予測不可能」にする冒険を始めましょう。

Contents
  1. 【例文集】ブログ・自己紹介で使えるユーモアのある文章 Before/After
  2. 【最重要】ユーモアを生むたった1つの法則:「普通」9割:「異常」1割の黄金比
  3. 【実践】ユーモアのある文章の書き方|プロが使う7つのコツと表現技法
  4. 【準備編】面白い文章はセンスじゃない!ユーモアを生み出す3つの土台作り
  5. ユーモアのある文章とは?【結論:面白い文章の書き方の本質】
  6. 【要注意】これをやると大惨事!ユーモアで失敗しないための3つの絶対ルール
  7. ユーモアのセンスは後天的に磨ける!おすすめのインプット&アウトプット術
  8. まとめ:あなたの言葉で、あなた自身を微笑ませよう
  9. FAQ(よくある質問)
  10. 【プレゼントコーナー】

【例文集】ブログ・自己紹介で使えるユーモアのある文章 Before/After

まずは、この記事で解説するテクニックを使うと、文章がどう変わるのか、具体的なゴールを見てみましょう。

あなたの文章も、このように生まれ変わります。

ブログ・SNSで「いいね!」が増える書き出し

Before: 今日は新しい服を買いました。とても気に入っています。
After: 【悲報】昨日買ったばかりの真っ白なTシャツに、さっそくミートソースをこぼしました。人生とは、そういうものらしい。

解説: 日常のちょっとした悲劇(異常なこと)を、わざと【悲報】と大げさに表現しています。

さらに「人生とは~」と、まるで偉い哲学者のように締めくくることで

「たかがTシャツの話だったのに、なんか壮大!」

というギャップが生まれ、読者の予測を裏切ってるってワケ。

ビジネスメールで相手の緊張をふっとほぐす魔法の一文

Before: ご確認のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
After: ご確認のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。(最近、急に暑くなりましたので、パソコンの熱暴走と体調にはお気をつけください!)

解説: いつもの事務的な連絡(普通のこと)の中に、相手を気遣う個人的な一言(ちょっと異常なこと)を少しだけ加える。

これだけで、文章に体温が宿り、人間味と親近感が生まれます。

まさに「普通9割:異常1割」の法則の良い例ですね。

自己紹介で一瞬で覚えてもらえるキラーフレーズ

Before: 佐藤です。趣味は筋トレです。
After: 佐藤です。趣味は筋トレですが、一番鍛えているのは『締切間際に発揮される火事場の馬鹿力』です。

解説: 「いや、鍛えてるのそっちかい!」

と、思わずツッコみたくなりますよね。

「筋トレ」という普通の趣味を話のきっかけ(フリ)にして、「締切間際の集中力」という誰もが「あるある!」と共感できるネタ(オチ)に繋げています。

相手が「きっと筋肉の話をするんだろうな」と予測したイメージを、良い意味で裏切る

「ズレ」

を活用したテクニックです。

うまい!

【最重要】ユーモアを生むたった1つの法則:「普通」9割:「異常」1割の黄金比

なぜ、先ほどの例文は面白く感じたのでしょうか?

その秘密は、たった一つのシンプルな法則に隠されています。

お笑い芸人さんのような特別な才能は一切必要ありません。

この法則さえ覚えれば、誰でもユーモアの骨格を作れるようになります。

笑いの本質はギャップ!「ずれとカツラ理論」とは?

結論から申し上げます。

人が「面白い!」と感じる基本的なバランスは、

「普通のこと」が9割に対して、「ちょっと変なこと(異常)」が1割、という割合です。

笑いは、「普通」の世界に「異常」なものがちょこんと乗っているときに生まれます。

例えば、想像してみてください。

会社の真面目な社長が、難しい顔で会議をしています(普通)。

でも、本人は全く気づいていないのですが、頭に乗せているカツラが大きくずれているんです(異常)。

周りの人は、なぜ面白いと感じるのでしょうか?

それは、社長本人が「カツラがずれているなんて異常なこと」を全く気にせず、あたかも「普通」のことであるかのように振る舞っているからです。

この「普通」と「異常」のすさまじいギャップが魔力を帯び、笑いを生み出すのです。

成功例と失敗例で学ぶ「普通」と「異常」のバランス

この法則を知っていると、なぜ同じ「裸」というネタでも、プロと素人では面白さが全く違ってくるのかが分かります。

失敗例:文化祭の男子生徒(異常な場所で、異常なことをする)

文化祭という、いつもと違うお祭り騒ぎの場所(異常)で、男子生徒がテンションMAXで裸で踊る(異常)。

これは、

「異常なことが、異常な場所で行われているだけ」

なので、仲間内ではウケるかもしれませんが、多くの人にはただの悪ふざけにしか見えません。寒いだけ。

”迷惑系ユーチューバー”なんか、この典型例ですね。

自分たちは、面白いかもしれませんが、周りはドン引きしています。

成功例:とにかく明るい安村さん(普通の場所で、異常なことをする)

パンツ一丁(異常)という姿で、テレビというみんなが見る普通の舞台に登場します。

そして、

あくまで真面目な表情と普通のテンションで、「安心してください、穿いてますよ」と言う。

「異常」な状態を、まるで「普通」のことのように語るからこそ、強烈なギャップが生まれ、大爆笑につながるのです。

【実践】ユーモアのある文章の書き方|プロが使う7つのコツと表現技法

さあ、いよいよ実践です。

ここからは、

「普通9割:異常1割の法則」

を文章に応用した具体的な7つのテクニックを、たくさんの例文と共にご紹介します。

① 聞き手のイメージを逆手に取る「ズレ」の活用法

これは、日常で最も簡単にユーモアを生み出す方法です。

一言でいうと、

「みんながあなたに対して持っているイメージ(普通)」

と、

「実際のあなたの行動(異常)」

とのギャップを見せるテクニック。

例: いつも高級スーツをビシッと着こなしているお医者さんが、「海外旅行に行っても、結局毎日カップラーメンを食べるのが一番落ち着くんですよね」と真剣に語る。

「えー!!!お医者さんなのに、メッチャお金持ってそうなのに、毎日カップ麵食ってんの!」

って、ビックリしますよね?

このように、聞き手が持っていた、

「お医者さんだし、お金持ちだから食事も高級なんだろうな」

というイメージ(普通)と、実際の

「医者で、メッチャお金持ってるのにカップラーメン好き」

という事実(異常)が絶妙にズレているため、人間味が出て面白さが生まれるのです。

② ありえない掛け算で脳をハックする「異物混入」テクニック

これは、普段は絶対に交わらないような、全く違う世界のものを無理やりくっつけてみるテクニックです。

あなたの文章という名の満員電車に、いきなり甲冑姿の戦国武将が乗り込んでくる。

そんな感じです。

例:少女向けのキラキラ恋愛マンガ × 超一流のスナイパー『ゴルゴ13』

あの伝説のスナイパー漫画「ゴルゴ13」を「ビッグコミック」から、✨キラキラ少女漫画雑誌✨「ちゃお」で連載させる。

あの甘酸っぱいラブコメの世界に、あのデューク東郷が転校してくる。

そして恋のライバルを、校舎の屋上から狙撃して解決しようとする…。

一体、どのターゲット層に向けた配慮なのか?

この「ありえない!」という組み合わせに、読者の脳は混乱し、それが面白さにつながるのです。

ここで大事なのは、

「ゴルゴ13がちゃおで連載されることで、本当に面白いのか?どうか?」

ではありません。

そうではなく「え!あのゴルゴ13が、あの✨ちゃお✨で連載すんの!」と、読者にインパクトを与えることです。

また、

「大海原でなく”新宿歌舞伎町”を冒険するワンピース」

「血と狂気の”ときめきメモリアル”」

みたいに、読者に「なんじゃこりゃ!」と思わせたら勝ちです!。

詳しくは、下記の記事で解説しています⇩。

③ 「すごい」は禁止!感情の解像度を上げる動詞表現

「すごい」「ヤバい」「美味しい。」

これらの言葉はとても便利ですが、実は書き手の気持ちが全く伝わらない「思考停止ワード」です。

故に、今日から使用禁止!

と、言うことで、これを、具体的な動きを表す言葉(動詞)や、五感を使った表現に変えてみましょう。

Before: ラーメンがすごい美味しかった。
After: 一口スープをすすると、濃厚な豚骨の旨味が舌の上で大爆発した。

こうすることで、読者は「どれだけ美味しかったのか」を具体的にイメージできるようになります。

④ 読者の脳内に映像を映す「超具体的なたとえ話」の魔法

難しいことや、目に見えない気持ちを説明するときに、誰もが知っている身近なものに例えるのは最強の武器です。これ、マジで使えます。

例: 「締切前の私の集中力は、まるでスマートフォンのバッテリー残量1%のようにはかないんです。」

こんな感じで「私の戦闘力は”53万です”」みたいに「具体的な数字」を加えて言われると、読者の頭の中に、

「ああ、あのすぐ切れそうな感じね…」
「おぉ…、何か強そうだな…。」

と具体的な映像が浮かび、「うまいこと言うなあ!」という感心と笑いが生まれます。

⑤ 大げさが面白い!「誇張」でインパクトを最大化する方法

事実を少しだけ、いや、思いっきり話を大きくして表現してみましょう。

例: 「部屋の掃除をしたら、ベッドの下から3年前に失くしたはずの靴下と、古代文明の遺跡が見つかった。」

「べ、ベッドにしたから”古代文明の遺跡!?”」

もう気になって仕方ありませんね。

もちろん、遺跡が見つかるなんてありえないと分かっています。

でも、そのありえないスケールの大きさに、読者は思わず笑ってしまうのです。

⑥ 読者の頭に「?」を浮かべるセルフツッコミ術

これは、自分で言ったことに対して、すぐさま自分でツッコミを入れるテクニック。

例: 「この方法を使えば、あなたのブログのアクセス数は間違いなく10倍になります!…たぶん。いや、なるといいなあ…。」

自信満々に言い切った後の、急な弱気な発言。

「どないやねん!」

と、思わずツッコみたくなりますね。

このギャップが親近感を生み、「なんだか憎めない人だな」と読者を和ませる効果があります。

⑦ テンポが命!短い文章でリズムと笑いを作るコツ

笑いはリズムがとても重要です。

ダラダラと長い文章では、面白いものも面白くなくなってしまいます。

あえて短い文章をポン、 ポン、 ポンと続けてみましょう。

例: 「私は決意した。 今日こそ、やる。あの”怨敵”を。 冷蔵庫のプリンを、食べる。」

「いや、普通に食えや!」

って、ツッコみたくなると同時に、

「きっとプリン食い過ぎて太ったんやろなぁ…?」

と、書き手の情景まで、読み手の脳内に写し出すことが出来ます。

このように、短い文章を続けることで、読者の期待感が高まり、最後のオチ(結論)がより一層際立ちます。

【準備編】面白い文章はセンスじゃない!ユーモアを生み出す3つの土台作り

「テクニックは分かったけど、肝心の書くネタが思いつかない…」

多くの人が最初にぶつかる壁が、この「ネタ切れ問題」です。

しかし、断言します。

あなたに「書きたいことがない」のではありません。

あなたの足元に眠っているお宝に、気づいていないだけなのです。

Step1: 日常に潜む「違和感」にツッコミを入れる観察術

面白いネタを見つける達人は、日常生活という名の宝の地図に隠された「あれ?」という印を探すのが得意です。

彼らは常に「なんでだろう?」というツッコミの視点を持っています。

✅なぜ、うちの上司はいつも微妙に話が噛み合わないんだろう?

✅なぜ、コンビニのレジ横には必ず「チロルチョコ」が置いてあるんだろう?

✅なぜ、この駅のホームだけ自動販売機の飲み物のチョイスが渋いんだろう?

普段生活していて感じるイライラや「なんで?」って瞬間。

それにこそ、あなただけの面白いネタが隠されてるかもしれないから♡

Step2: ネタ帳は最強の武器!小さな気づきをメモする習慣

見つけた「ネタの種」を、絶対に忘れないために必要なのが「メモ」です。

人間の脳は残念ながら高性能ではないので、面白いと思ったことも数時間後には忘れてしまいます。

ここで重要なのは、単に事実を記録するだけでなく、その瞬間に感じた気持ちや、頭に浮かんだツッコミも一緒に書き留めておくことです。

悪いメモ: 駅前のラーメン屋に行った。
良いメモ: 駅前のラーメン屋、店主のクセがすごい。「へいらっしゃい!」の語尾が、完全に昔のアニメの悪役が叫ぶ「ヒャッハー!」と同じだった。スープは美味しいはずなのに、緊張して味がよく分からなかった。

この生々しいメモが、後で文章を書くときに「そうそう、この感じ!」と当時の気持ちを思い出させてくれる、最高の材料になります。

Step3: あなたが目指す面白さはどれ?2種類のゴールを決めよう

本格的なテクニックの話に入る前に、一つだけとても重要な質問があります。

あなたが目指す「面白い文章」とは、一体どんなものでしょうか?

「面白い」には、大きく分けて2つの種類があります。

✅1.Funny(ファニー):読者を笑わせる面白さ

読んだ人が思わず「フフッ」と笑ってしまうような、明るく楽しい面白さです。

日常の失敗談をコミカルに描いたエッセイなどがこれにあたります。

とにかく笑わせたい!という「ウケる」面白さですね。

✅2.Interesting(インタレスティング):読者の知的好奇心をくすぐる面白さ

読んだ人が「なるほど!」「もっと知りたい!」と唸るような、知的な面白さです。

難しい知識やニュースを、独自の視点で分かりやすく解説する記事などがこれです。

読者の心をグッと掴む「興味深い」面白さです。

このインタレスティングを学ぶために、ぜひ読んで欲しいおススメの本があります。

それがコチラ⇩。

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コチラの本、まさにインタレスティングそのものを体現していると言っても過言ではありません。

例えば、普通だったら読むのも苦痛に感じる物理学の知識を、

「ダンプカーに思い切り轢かれた時の衝撃と同じ。」

みたいに、誰でも分かりやすい具体例と、クスッと笑える例えを用いて、楽しく読めるようになっています。

どちらが良い・悪いではありません。

あなたが今書こうとしている文章で、どちらの「面白さ」を届けたいのかを最初に決めておくだけで、文章の方向性がブレなくなります。

ユーモアのある文章とは?【結論:面白い文章の書き方の本質】

なぜあなたの真面目な文章は読まれないのか?

少し厳しい現実をお伝えしますね。今の時代、読者の脳は、毎日毎秒、たくさんの情報(「ためになる話」や「正しい話」)を浴び続けています。

その結果、もはやちょっとした刺激では心が動かない「省エネモード」に入っているのです。

この情報の大洪水の中で、他の大勢の記事から抜け出すには、どうすればいいのでしょうか?

答えはシンプルです。

真正面から“正しい言葉”を投げるだけでは、届かないのです。

面白いと感じる脳の仕組み:人は「予測できる文章」に飽き飽きしている

あなたの文章がつまらないと感じられてしまう、たった一つの理由。

それは、文章が

「次に何が書かれているか、予測できてしまう」

からです。

人間の脳は、常に次の展開を予測するようにできています。

そして、その予測が心地よく裏切られた時に、「面白い!」という快感を感じるようにできています。

これは、遊園地のジェットコースターで、次にどっちに曲がるか全部わかっているコースターよりも、予測不能な動きをするコースターの方がドキドキして楽しいのと同じです。

逆を言えば、どこかで読んだことのあるような表現、誰でも簡単に予測出来てしまう「でしょうね」と言う感じのありきたりな結論――。

そういった「予測できる」文章は、読者の脳に何の刺激も与えず、すぐに飽きられてしまうのです。

【要注意】これをやると大惨事!ユーモアで失敗しないための3つの絶対ルール

ユーモアは、文章をとても魅力的にするスパイスですが、使い方を間違えると大惨事を引き起こします。

これだけは絶対に守ってください。

誰かを傷つける笑いは絶対にNG!ポジティブな笑いを心がける

人の見た目や、気にしていることをからかうような笑いは、最低最悪です。

それはユーモアではなく、ただのいじめです。

読んだ人みんなが、温かい気持ちになれる「ポジティブな笑い」を目指しましょう。

これって、文章に限った話ではありませんが、話のつまらない人、周りからドン引きされる人は、この境界線を全く理解出来ていません。

TPOをわきまえる!ユーモアが不適切な危険な場面とは?

TPOとは、「時・場所・場合」のことです。例えば、真剣に謝らなければいけない場面や、相手がとても困っている時に、面白いことを言おうとするのはやめましょう。

「空気が読めない人だな」

と思われたら、元も子もありません。

スベることを恐れない!でも、しつこい天丼はただの迷惑

正直に言います。

どんなに面白いプロでもスベります。

大切なのは、スベることを恐れないチャレンジ精神です。

しかし、一度ウケたからといって、同じネタをしつこく繰り返す(これを「天丼」と言います)のは、読者をうんざりさせるだけ。

笑いは鮮度が命です。

ユーモアのセンスは後天的に磨ける!おすすめのインプット&アウトプット術

名作から学べ!面白い文章のインプット&アウトプット術

面白い文章を書くには、まず質の高い「面白い」にたくさん触れることが重要です。

ただ楽しむだけでなく、

「なぜ、今の部分が面白いと感じたんだろう?」

と分析しながら見たり聞いたりすることで、学びの質は何倍にもなります。

  • お笑い芸人さんのラジオやエッセイ
  • 街で見かける、うまい!と唸る広告のキャッチコピー
  • ユーモアのある小説やエッセイ

とにかく書いてみよう!SNSで読者の反応を見る実践トレーニング

知識を仕入れた(インプットした)だけでは、宝の持ち腐れです。

一番のトレーニングは、とにかく自分で書いてみて、人に見せること(アウトプット)です。

X(旧Twitter)やブログなど、気軽に発信できる場所で、今日学んだテクニックを早速試してみましょう。

まとめ:あなたの言葉で、あなた自身を微笑ませよう

ここまで、ユーモアのある文章を書くための具体的な技術をお伝えしてきました。

しかし、最後に最も大切なことをお伝えします。

これらのテクニックは、あくまであなたの「伝えたい!」という想いをパワーアップさせるための「道具」に過ぎません。

あなたが心から「面白い!」と思っていること、本気で「誰かの役に立ちたい」と願っていること。

その熱い気持ちこそが、文章に魂を吹き込み、読者の心を動かす最大のエネルギーになります。

面白い文章を書くためのトレーニングは、実は

「世界を面白がるトレーニング」

そのものなのです。

もう、自分の文章を「つまらない」と落ち込む必要はありません。

あなたの言葉で、読者の予測を鮮やかに裏切り、世界を「面白い!」で満たしてあげましょう。

FAQ(よくある質問)

Q.1:ユーモアのセンスがなくても本当に面白い文章は書けますか?

はい、全く問題なく書けます。

この記事で紹介したように、ユーモアはセンスではなく後から練習して身につけられる「技術」です。

無理に笑わせようとしなくても、あなたのユニークな体験談を熱意をもって語るだけで、それは十分に「興味深くて面白い」文章になります。

Q.2:ビジネスでユーモアを使うのが怖いのですが、どうすればいいですか?

最初は、メールの文末に「(最近、急に寒くなりましたね!)」のような、ささやかな一言を添えることから始めるのがおすすめです。

相手との関係性を見ながら、少しずつレベルを上げていくのが安全で効果的です。

Q.3:ユーモアのある文章と、ただふざけている文章の決定的な違いは何ですか?

決定的な違いは「相手への思いやり」と「目的」があるかどうかです。

ユーモアは、相手を楽しませたり、メッセージを効果的に伝えたりするという「目的」があります。

一方、ただふざけている文章は、自分が楽しみたいだけの自己満足に陥りがちで、相手を不快にさせる可能性があります。

Q.4:書いている途中で面白いネタが全く思いつかない時はどうすればいいですか?

そんな時は、無理にひねり出そうとせず、一度パソコンの前から離れて休憩しましょう。

そして、普段から書き溜めている「ネタ帳」を見返してみてください。

過去の自分が「面白い!」と思った出来事や言葉が、突破口になることがよくあります。

Q.5:ネットでウケを狙って炎上しないか心配です。気をつけるべきことは?

最も気をつけるべきは、「誰かを傷つける笑い」を避けることです。

特定の個人、性別、人種、職業などを見下すような内容は絶対にNGです。

また、政治や宗教といったデリケートな話題も、慣れないうちは避けるのが無難です。

Q.6:ユーモアのある文章を書く上で、参考になるおすすめの本はありますか?

はい、たくさんあります。文章術の基本として、

✔古賀史健さんの『20歳の自分に受けさせたい文章講義

✔唐木元さんの『新しい文章力の教室』は非常に参考になります。

これらはユーモア専門ではありませんが、文章の土台を固める上でとても役立ちます。

この記事の執筆者

kane / 伝わる表現の伴走者

無料ブログを専門とするWEBライター。

Amebaブログやnoteを中心に活動し、個人の「表現したい」という想いをサポート。

これまで200件以上の多岐にわたるジャンルのブログ記事を添削・アドバイスしてきた実績を持つ。

自身も元々は「言葉で伝えること」に深いコンプレックスを抱えていた経験から、「文章はセンスではなく、誰でも磨ける“技術”である」を信念に、具体的な表現テクニックを発信している。

・Ameba: https://ameblo.jp/kanegtr/

・note: https://note.com/happy_stoat3709

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