例え話マスターコース

【失敗回避編】やってはいけない!嫌われる「うざい例え」5選とその対策

「よし、練習した例え話を使ってみよう!」

そう思って勇気を出して話してみたのに、相手の反応がイマイチだったり、少し微妙な空気が流れたり…。

そんな経験はありませんか?

「もしかして、私の例え話って『うざい』って思われてる…?」

「良かれと思って言ったのに、逆に分かりにくくしてるかも…」

その“失敗が怖い”という気持ち、実はあなたが初心者から中級者へとレベルアップしている、何よりの証拠なんです。

この記事で分かること

1.相手を不快にさせる「うざい例え話」の5つのパターン

2.なぜその例えが嫌われるのかの心理的理由

3.失敗を避けるための具体的な対策法

4.もしスベってしまった時の最強リカバリー術

5.失敗を恐れずチャレンジできるマインドセット

この記事を読めば、例え話で失敗するリスクを大幅に減らすことができ、安心して例え話を使えるようになります。

また、万が一失敗してもリカバリーできる方法が身につきます。

やってはいけないNGパターンとその対策を学んで、失敗を恐れない、本当の「伝え上手」になりましょう!

【パターン別】嫌われる「うざい例え」5選とその対策


読者が「うーん…」となってしまう例え話には、共通する5つのパターンがあります。
一つずつ見ていきましょう。

パターン1:相手が知らない「内輪ネタ」例え

これは、話している自分だけが楽しい、最もやってしまいがちな失敗です。

✅なぜNGか?: 聞き手は話についていけず、「自分だけ知らない…」と仲間外れにされた気分になってしまうから。

具体例:

❌ 「この状況、まるで〇〇さん(会社の同僚)のあの時の失敗と同じだよな!」(→社外の人は分からない)

❌ 「このキャラの心情は、原作漫画の25巻を読まないと理解できないんですよ」(→アニメしか見ていない人には伝わらない)

対策:

「10人中9人が知っているか?」と考える: その例えが、道ですれ違った10人に話して、9人が「ああ、あれね!」と分かるくらい有名なものか、一度考えてみましょう。

ポケモン、ジブリ、アンパンマンといった「国民的アニメ」などはセーフですが、深夜アニメの専門用語などは避けるのが無難です。

パターン2:見下した感じの「上から目線」例え

良かれと思って使った例えが、いつの間にか相手を試すような、意地悪なクイズになってしまうことがあります。

✅なぜNGか?: 説明のためではなく、「自分はこんなに物知りだ」とアピールしているように聞こえ、相手に不快感を与えてしまうから。

具体例:

❌ 「え、分からない?これは要するに、投資における『レバレッジ』と同じだよ。常識でしょ?」

❌ 「このゲームの基本は、将棋の『囲い』の概念を理解してないと無理だね」

対策:

自分の心に「なぜ?」と聞く:「今、自分は相手の理解を助けたいのか?それとも、自分を賢く見せたいのか?」と心に問いかけましょう。少しでも後者の気持ちがあれば、その例えは危険信号です。

パターン3:話が長いだけの「自分語り」例え

例え話は、あくまで本題を分かりやすくするための「脇役」です。

その脇役が、主役より目立ってしまうと、話全体がぼやけてしまいます。

✅なぜNGか?: 例え話自体が長すぎて、本題が何だったか分からなくなってしまうから。映画の予告編が、本編より長かったら見る気がなくなりますよね。

具体例:

❌ 「これはですね、昔私が学生時代にアルバイトをしていた頃の話なんですが、その時の店長が…(3分後)…ということがありまして、つまり、そういうことなんです」

対策:

「例え話は15秒以内」ルール: 例え話は、短く、鋭く、稲妻のように使うのがコツです。長くても15秒、文章なら3行以内で終えることを意識しましょう。

パターン4:本質とズレている「こじつけ」例え

「何かで例えなきゃ!」と焦るあまり、本質的な部分が似ていないものを、無理やり結びつけてしまう失敗です。

✅なぜNGか?: 構造が似ていないものを無理やり結びつけると、余計に話が混乱してしまうから。

四角いブロックを、丸い穴に無理やり押し込むようなものです。

具体例:

❌ 「このチームの団結力は、一人で走るマラソンのようなものです」(→チームなのに、なぜ一人…?)

具体例:

⭕ 「このチームの団結力は、オーケストラの演奏のようなものです。一人一人が違う楽器で、違う役割を果たして、一つの美しい音楽を奏でるんです」

対策:

「なぜ似ているのか」を説明できるか?: その例えを使った後、「なぜなら、〇〇という部分が同じ構造だから」と、自分で論理的に説明できるか確認しましょう。

できなければ、その例えはズレている可能性が高いです。

パターン5:多すぎる「例え話マシンガン」

例え話は、料理でいう「スパイス」です。

少し使うと味が引き立ちますが、使いすぎると、元の素材の味が分からなくなってしまいます。

✅なぜNGか?: 一つの話に何度も例えを挟むと、くどい印象を与え、「この人、例えを使いたいだけだな」と思われてしまう上に、「結局、何を言いたいんだろう…?」と、伝えたいことが全く伝わらない可能性も…。

具体例:

❌ 「僕たちのプロジェクトは、いわば航海です。羅針盤(計画)を信じ、時には(トラブル)にも見舞われますが、(チーム)が一丸となれば、必ずや新大陸(成功)にたどり着けるはずです!」

対策:

例え話は「必殺技」と心得る: ここぞという、最も伝えたい、最も分かりにくいポイントで、最高の例えを「一発だけ」使いましょう。

5回の普通のパンチより、1回の強力な必殺技の方が、相手の心に深く刺さります。

もしスベってしまったら?最強のリカバリー術


どんな達人でも、例え話がスベることはあります。大切なのは、その後の対応です。

これを知っておけば、何も怖くありません。

例え話の保険:3つのリカバリー術

「自己申告」で笑いに変える: 「すみません、今の例えは分かりにくかったですね!まるで賞味期限切れの牛乳のようでした…忘れてください!」と、自分でツッコミを入れて、場を和ませる。

「翻訳」して軌道修正する: 「今の例えはさておき、要するに、言いたかったのは〇〇ということです」と、すぐに本題の要約に戻り、話を立て直す。

「質問」して相手を巻き込む: 「今の、伝わりにくかったですよね?逆に〇〇さんなら、これ、何に例えますか?」と、相手に助けを求めてコミュニケーションに変えてしまう。

失敗は「終わり」じゃなく、「コミュニケーションの始まり」です。

むしろ、こうしたリカバリーができる人の方が、相手から「この人、なんか親しみやすいな」って思われることも多いんですよ。

完璧を目指さず、7割の完成度で積極的にチャレンジしていきましょう! 

まとめ|「例えがうざい」なんて言わせない!心に刺さる言葉の作り方


この記事で解説した「NG例」は、「やってはいけないこと」のリストではありません。

それは、あなたが安心して挑戦するための「安全運転ガイドマップ」です。

どこに落とし穴があるかを知っていれば、自信を持ってアクセルを踏み込めますよね。

失敗は「ダメなこと」ではなく、「この道は違った」と教えてくれる、貴重な「データ」です。

その経験を積むことで、あなたは誰よりも相手の気持ちが分かり、誰よりも優しく、そして面白い例え話ができる「本当の伝え上手」になるのです。

次のステップ

この記事で「防具」を身につけたあなたが、さらなる高みを目指すためのコースも準備中です。

✅【応用編】を学ぶ:より上級者向けのテクニックを知りたい方へ → 【上級編】ひろゆきに学ぶ「思考の型」と人を納得させる例えの技術

筆者プロフィール

この記事を書いた人

名前:Kane

活動:Amebaブログやnoteなど「無料ブログ専門のWEBライター」として、200件以上のブログ記事を添削・アドバイス。

「伝わる表現の伴走者」として、個人の”表現したい”気持ちをサポート。

想い:元々は”例え話が苦手”で、自分の「好き」が伝わらない失敗も多々経験。

その経験から、「センス」ではなく「技術」で表現力を高める方法を発信中。

・Ameba:https://ameblo.jp/kanegtr/

・note:https://note.com/moral_marten3197

https://note.com/happy_stoat3709

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